酒飲み鳥

「水飲み鳥」に、水の代わりにアルコール(エタノール)を飲ませたらどうなるか?を確かめた実験ですが、とても多くのことが分かりました。以下のポイントを参照しながら動画を見てください。

 

1.頭がすぐに乾く。

  • エタノールの蒸発熱が小さく、少しの熱でどんどん蒸発するためですね。
  • 頭が乾いていると動かないことを、容易に確認できます。
    (0′00″~0′10″)

2.“酒”を少し与えると、元気に動くようになる。

  ※「元気」=「青い液が腹部から頭部へ移動するのが速い」です。

  • 口にした“酒”が頭からどんどん蒸発するからですね。
    (0′10″~1′05″)
  • ただし“酒”が頭に浸透するにつれて、元気はなくなっていきます。
    (1′05″~2′07″)

3.扇いで頭に風を送ってやると、すごく元気になる。

  • 送風によって蒸発がさかんになるためですね。
    (2′07″~2′42″)

4.頭を“酒”でズブ濡れ状態にすると、ほとんど動かなくなる。

  • 蒸発熱によってエタノールの温度が下がり、蒸発しにくくなってしまったためだと考えられます。(実際、頭を触てみると非常に冷たくなっていました。)
    (2′42″~3′31″  一部 倍速再生)

5.それでも、ひとたび“酒”を口から飲ませてやると、少し元気を取り戻す。

  • 腹部から頭部へ暖かい空気が流れ、頭部の温度が上がり、蒸発が再び活発化するからでしょうね。
    (3′31″~4′30″)